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作曲 : 上北健 |
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作词 : 上北健 |
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いつまでも変わらない赤い信号の前立つように、 |
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他人の目、世界の目、伺いながら、 |
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僕の過ごす毎日が普通から外れていやしないかと、 |
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繰り返す白と黒を見つめている。 |
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曖昧な返事が得意になった。努力のおかげでさ。 |
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誰かを傷つけることもない。こんな素晴らしいことはないだろう。 |
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けれど僕のこれからのことも曖昧にしているばかりで、 |
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伝えたい本当の想いも言えないでいるんだ。 |
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もう敵わないと諦めたこと、謝れなかった日のこと、 |
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嘘を吐いてしまったこと、今では数え切れないよ。 |
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怖いくらい迫る夕焼け、染まる頬、振り向く笑顔、 |
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綺麗だって言えれば良かった。 |
[01:12.19] |
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[01:13.21] |
育った町が嫌いになった。あの夜の言葉を思い出すからさ。 |
[01:18.29] |
望まれない自分を恥じた。少しだけ強くなれたかな。 |
[01:22.50] |
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相変わらず信号は赤。 |
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いつか渡れるのだろうか、君のもとへ。 |
[01:29.48] |
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変われないと受け入れるにはまだ未熟な僕は、 |
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間違いがないか分かりそうにないから立ち止まってしまうんだ。 |
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でもそんな僕にだって明日終わりが来て、 |
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すべて無くなって、君に会えなくて、 |
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それならこんな今日も少し、愛おしく思えるか。 |
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いつまでも変わらない赤い信号の前 |
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通り過ぎるお決まり、愚痴、不満、日常の音。 |
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それに見向きもしない群衆の視線、見下ろすはビードロ。 |
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広がっていく無関心を模倣する。正解と信じたくて。 |
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また思い出すよ。 |
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[03:27.21] |
不意に響いたよく聞き慣れた声のほう耳を澄ませる。 |
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何かを必死に叫んでいる。 |
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僕は顔を上げる。人の波を掻い潜る。 |
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次第に大きくなる声に近づいてゆく。 |
[03:44.59] |
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[03:44.78] |
白黒の向こう、泣き腫らした瞳。 |
[03:48.73] |
「君は平気だ。」と、 |
[03:50.80] |
「踏み出せるんだ。」と、 |
[03:53.06] |
ああ、気付けたんだ。僕は気付けたんだ。 |
[03:57.45] |
光は青く今、変わるよ。 |
[04:04.89] |
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[04:05.37] |
手を振った未熟な僕に、成功はあるか分からない。 |
[04:12.49] |
それでも歩き出してしまったから、 |
[04:16.13] |
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[04:16.76] |
進むんだ。 |
[04:18.59] |
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[04:19.29] |
いつか終わりが来て、すべて充ち足りて、 |
[04:23.85] |
君に背を向けるその時、 |
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こんな今日を、こんな僕を、 |
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ただ忘れないでいてもらえるようにと、願っていよう。 |
[04:44.34] |
願って生きるよ。 |
[04:50.44] |
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[04:51.41] |
きっと求められる明日が来ると信じて。 |
[04:54.79] |
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