| 歌名 | 僕 |
| 歌手 | 諏訪部順一 |
| 歌手 | YoungStar |
| 专辑 | 星の王子さま(朗読CD、2枚組) |
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| [00:00.00] | それは飛行機の故障で砂漠に不時着してから |
| [00:04.98] | 八日目のことだった。 |
| [00:09.30] | 僕は水の蓄えの最後の一滴を飲みながら、 |
| [00:13.81] | 王子さまの話を聞いていた。 |
| [00:18.65] | 「ああ、君の思い出話はとても楽しかったよ。 |
| [00:24.37] | でも、飛行機の修理はまだ終わっていないし、 |
| [00:29.48] | 水も底を尽いた。」 |
| [00:32.96] | 「僕の友達の狐が言うにはね。」 |
| [00:35.85] | 「もう狐どころじゃないんだよ。」 |
| [00:38.90] | 「どうして?」 |
| [00:40.62] | 「僕はもうすぐ喉が渇いて死んでしまうんだ。」 |
| [00:46.14] | 「もうすぐ死ぬとしても、 |
| [00:47.77] | 友達がいたっていうのはいいことだね。 |
| [00:51.48] | 僕だって、狐という友達がいて、 |
| [00:54.64] | 本当によかったもの。」 |
| [00:58.28] | 「この子は、どれほど危険が差し迫っているか |
| [01:02.10] | 分かってないんだな。 |
| [01:05.14] | 飢えも渇きも感じないのだろう。 |
| [01:09.44] | 僅かな日の光で十分なんだ。」 |
| [01:14.51] | しかし王子さまは |
| [01:16.34] | 僕の考えが聞こえたかのようにこう言った。 |
| [01:21.01] | 「僕も喉が渇いたよ。井戸を探しに行こう。」 |
| [01:26.04] | 僕は、 |
| [01:27.30] | 「やれやれ」という身振り(みぶり)をした。 |
| [01:31.04] | この広大な砂漠で、 |
| [01:33.11] | 当てもなく井戸を探すなんて馬鹿げている。 |
| [01:37.74] | それでも、僕たちは歩き始めた。 |
| [01:43.94] | 何時間も黙りこくって歩いていたら、 |
| [01:47.23] | 夜になって星が見え始めた。 |
| [01:51.40] | 渇きのせいか、少し熱っぽかったので、 |
| [01:55.30] | 夢見心地(ゆめみごこち)で星を眺めた。 |
| [01:59.61] | 僕の記憶の中で、 |
| [02:01.92] | 王子さまの言葉が踊っていた。 |
| [02:06.58] | 「じゃあ、君も喉が渇いているの?」 |
| [02:12.26] | しかし、王子さまは問い掛けには答えず、 |
| [02:16.41] | ただこう言った。 |
| [02:19.66] | 「水は心にもいいんだよね。」 |
| [02:25.63] | 意味がよく分からなかったが、 |
| [02:28.25] | 黙っていた。 |
| [02:31.26] | 王子さまにあれこれ聞いても、 |
| [02:33.83] | 答えは返ってこないと分かっていたからだ。 |
| [02:38.69] | 王子さまは疲れて座り込んだ。 |
| [02:43.39] | 僕もその横に座った。 |
| [02:47.70] | 「見えない花のおかげで、星が綺麗だね。」 |
| [02:52.37] | 「そうだね。」 |
| [02:54.48] | 「砂漠も綺麗だ。」 |
| [02:58.89] | それは本当だった。 |
| [03:02.13] | 僕はずっと砂漠が好きだった。 |
| [03:06.85] | 砂丘(さきゅう)に座る。 |
| [03:09.41] | 何も見えない。何も聞こえない。 |
| [03:14.69] | それでも静寂の中で、 |
| [03:17.20] | 何かが光る。何かが歌う。 |
| [03:23.65] | 「砂漠が綺麗なのは、 |
| [03:25.65] | どこかに井戸を隠しているからだよ。」 |
| [03:31.52] | 僕は、 |
| [03:32.94] | 不意に砂漠の不思議な光の秘密が分かって、 |
| [03:36.53] | ビックリした。 |
| [03:40.55] | 子供の頃、僕が住んでいた古い家には、 |
| [03:44.61] | どこかに宝物が埋まっているという |
| [03:47.04] | 言い伝えがあった。 |
| [03:50.55] | もちろん、誰も宝物を発見できなかったし、 |
| [03:55.56] | もしかしたら、 |
| [03:56.85] | 探そうともしていなかったかもしれない。 |
| [04:01.30] | しかし、そのことが |
| [04:03.78] | 家全体に魔法を掛けていた。 |
| [04:08.12] | 僕の家は、 |
| [04:09.52] | その中心の奥深くに |
| [04:12.04] | 秘密を一つ隠していたのだ。 |
| [04:16.81] | 「そうだ。 |
| [04:18.77] | 家や星や砂漠を綺麗にしているものは |
| [04:22.25] | 目に見えない。」 |
| [04:25.38] | 「嬉しいよ、君が僕の狐と同じ考えで。」 |
| [04:33.60] | 眠ってしまった王子さまを両腕に抱いて、 |
| [04:37.00] | 僕は歩き始めた。 |
| [04:40.44] | 胸がいっぱいだった。 |
| [04:43.41] | 壊れやすい宝物を運んでいるみたいだった。 |
| [04:48.60] | 地球上に これ以上 |
| [04:50.71] | 壊れやすい物はないようにさえ思われた。 |
| [04:57.75] | 月の光の中で、 |
| [05:00.37] | 僕は王子さまを見つめた。 |
| [05:05.72] | 色白(いろじろ)の額、 |
| [05:07.73] | 閉じた瞳、風に震える髪。 |
| [05:13.91] | 僕は思った。 |
| [05:17.58] | (今見えているのは外側だけだ。 |
| [05:21.67] | 一番大切なものは目に見えない。) |
| [05:28.08] | 王子さまの唇が開いて、 |
| [05:31.31] | 少し微笑んでいるように見えた。 |
| [05:36.49] | 眠っている王子さまを見て、 |
| [05:39.32] | こんなにも胸がいっぱいになるのは、 |
| [05:43.00] | この子が一つの花を |
| [05:45.88] | こんなにも誠実に思い続けているからだ。 |
| [05:50.75] | 眠っていても、 |
| [05:52.45] | ランプの炎のように心を照らす |
| [05:55.43] | 薔薇の花の面影。 |
| [06:00.14] | そう思うと、 |
| [06:01.74] | 王子さまは |
| [06:02.27] | なお一層壊れやすいように思えてきた。 |
| [06:06.20] | ランプは守らなければならない。 |
| [06:09.78] | 風のひと吹きで、明かりは消えてしまう。 |
| [06:16.66] | こんな風にして歩き続け、 |
| [06:19.48] | 僕は明け方、井戸を見つけた。 |
| [06:27.36] | 僕たちが見つけた井戸は |
| [06:29.60] | サハラにある普通の井戸とは違っていた。 |
| [06:33.86] | サハラの井戸というと、 |
| [06:35.70] | 砂地に掘られただけのただの穴にすぎない。 |
| [06:39.67] | ところがこの井戸は |
| [06:41.25] | まるで村にあるような井戸だった。 |
| [06:45.39] | 「不思議だね。何もかも揃っているよ。 |
| [06:49.39] | 滑車(かっしゃ)も、桶(おけ)も、綱も。」 |
| [06:54.22] | 王子さまは笑って綱を掴むと、 |
| [06:56.82] | 滑車を動かした。 |
| [07:00.73] | 滑車は久しぶりに風を受けた |
| [07:03.83] | 古い風見鶏(かざみどり)のように |
| [07:05.60] | 音を立てて軋(きし)んだ。 |
| [07:10.42] | 「聞こえる?僕たちが起こしてあげたから、 |
| [07:14.06] | 井戸が歌っているよ。」 |
| [07:17.55] | 王子さまに無理をさせたくなかったので、 |
| [07:20.69] | 僕はこう言った。 |
| [07:23.82] | 「やらせてよ。君には重すぎる。」 |
| [07:29.12] | ゆっくりと桶を井戸の淵まで引き上げ、 |
| [07:32.43] | 注意深く置いた。滑車の歌は続いていた。 |
| [07:39.25] | 震える水に反射して、 |
| [07:41.55] | 太陽の光が煌いた。 |
| [07:46.36] | 「僕、この水が飲みたかったんだ。 |
| [07:49.47] | ねえ、飲ませて。」 |
| [07:54.22] | 「そうか。君はこれを探していたんだね。」 |
| [08:01.23] | 僕は王子さまの唇に桶を近づけた。 |
| [08:07.36] | 王子さまは目を閉じて飲んだ。 |
| [08:12.42] | 祝福の宴のように、 |
| [08:14.68] | 甘い喜びに満ちていた。 |
| [08:19.06] | この水は命を長らえるためだけの |
| [08:22.97] | ただの飲み水ではなかった。 |
| [08:26.85] | それは、星空の下の彷徨から、 |
| [08:31.26] | 滑車の歌から、僕の腕の力から |
| [08:35.42] | 生まれたものだ。 |
| [08:38.67] | だから、贈り物のように、 |
| [08:42.18] | 心に喜びをもたらすのだ。 |
| [08:49.48] | 子供の頃、クリスマスツリーの光や、 |
| [08:52.97] | 真夜中のミサの音楽や、 |
| [08:55.67] | みんなの優しい笑顔が一つに合わさって、 |
| [08:59.44] | 僕が受け取るクリスマスプレゼントに |
| [09:02.85] | 一層の輝きを与えていたように。 |
| [09:08.40] | 「この星の人たちは |
| [09:09.89] | 一つの庭園で |
| [09:11.70] | 五千本の薔薇を育てるのに、 |
| [09:14.43] | 自分たちが探しているものを見つけられない。」 |
| [09:18.62] | 「見つけられないね。」 |
| [09:20.88] | 「だけど、みんなが探しているものは |
| [09:23.83] | たった一つの薔薇や |
| [09:26.30] | ほんの少しの水の中にも |
| [09:28.31] | 見つかるものなのに。」 |
| [09:31.12] | 「そうだね。」 |
| [09:33.30] | 「でも、目には見えないんだ。 |
| [09:37.01] | 心で探さなきゃいけないんだ。」 |
| [09:42.05] | 僕は水を飲んだ。呼吸が楽になった。 |
| [09:49.17] | 夜明けを迎えて、 |
| [09:51.46] | 砂は蜂蜜色に染まった。 |
| [09:56.65] | その色も僕を満ち足りた気分にしてくれた。 |
| [10:03.45] | それなのに、なぜ僕は悲しかったのだろう。 |
| [10:10.16] | 「約束は守ってね。」 |
| [10:13.44] | 「何の約束?」 |
| [10:15.51] | 「ほら、羊の口輪だよ。 |
| [10:19.19] | 僕はあの花に責任があるんだから。」 |
| [10:24.40] | 僕はポケットから |
| [10:25.86] | いろいろな絵の下書きを引っ張り出した。 |
| [10:30.28] | 王子さまは覗き込んで、笑いながら言った。 |
| [10:35.79] | 「君の書いたバオバブ、 |
| [10:37.42] | ちょっとキャベツみたいだね。 |
| [10:39.90] | それに、その狐は耳がなんだか角みたいだ。 |
| [10:45.20] | 長すぎるよ。」 |
| [10:47.44] | 「酷いな。 |
| [10:49.16] | 僕はボアの外側と内側しか書けないんだから。」 |
| [10:53.90] | 「それでいいんだよ。子供には分かるから。」 |
| [10:59.13] | そこで僕は口輪を鉛筆で書いてあげた。 |
| [11:05.26] | それを手渡す時、 |
| [11:07.81] | 胸がぎゅっと締め付けられる思いがした。 |
| [11:13.77] | 「君は、これから何かしようとしているね。 |
| [11:18.56] | 僕が知らないことを。」 |
| [11:22.21] | 「一年前、僕は地球に落ちてきた。 |
| [11:27.15] | 明日がその記念日なんだ。」 |
| [11:32.55] | しばらく黙ってから、王子さまは続けた。 |
| [11:38.74] | 「落ちてきた場所はね、ここのすぐ近くなの。」 |
| [11:44.36] | そう言って、顔を赤らめた。 |
| [11:49.48] | その時また、 |
| [11:51.15] | 理由も分からないまま、 |
| [11:53.55] | 奇妙な悲しみに襲われた。 |
| [11:59.50] | 「偶然じゃなかったんだね。 |
| [12:02.20] | 八日前の朝、君に出会ったのは。 |
| [12:06.79] | 人が住む場所から千マイルも離れた所を |
| [12:09.96] | たった一人で歩いていたのは、 |
| [12:13.93] | 落ちてきた場所に戻るところだったんだね。」 |
| [12:19.48] | 王子さまはまた顔を赤らめた。 |
| [12:25.39] | 躊躇いながら、僕は付け加えた。 |
| [12:30.73] | 「それはもしかして、記念日だからかい?」 |
| [12:37.00] | 王子さまは更に顔を赤らめた。 |
| [12:42.43] | 質問には答えなかったが、 |
| [12:45.04] | 顔を赤らめるのは、 |
| [12:47.03] | そうだと言っているのと |
| [12:48.95] | 同じことではないだろうか。 |
| [12:53.20] | 僕は王子さまに言った。 |
| [12:57.77] | 「ああ、なんだか心配だよ。」 |
| [13:02.70] | 「君には今、 |
| [13:04.34] | やらなきゃいけない仕事があるでしょう。 |
| [13:07.64] | 機械の所に戻らなきゃ。 |
| [13:10.63] | 僕はここで待っているよ。 |
| [13:13.57] | 明日の夜、戻ってきてね。」 |
| [13:18.74] | しかし、僕の不安は消えなかった。 |
| [13:25.51] | 狐のことを思い出した。 |
| [13:29.96] | 飼い慣らされたら、 |
| [13:32.46] | 泣きたくなることもある。 |
| [13:41.90] | 井戸の近くには古い石の壁の廃墟があった。 |
| [13:47.65] | 次の日の夕方、 |
| [13:49.77] | 飛行機の修理から戻ってくると、 |
| [13:52.85] | 遠くから王子さまがその壁の上に座って、 |
| [13:56.94] | 足をぶらぶらさせているのが見えた。 |
| [14:01.40] | 何か話しているのが聞こえてきた。 |
| [14:05.42] | 「覚えてないの?全然ここじゃないよ。」 |
| [14:10.44] | 別の声が何か言ったに違いない。 |
| [14:14.24] | 王子さまは言い返していた。 |
| [14:17.50] | 「そうさ。日付は合っているよ。 |
| [14:20.45] | でも場所はここじゃないんだ。」 |
| [14:24.12] | 僕は壁に向かって歩いていった。 |
| [14:29.03] | 相変わらず誰の姿も見えなければ、 |
| [14:31.80] | 声も聞こえなかった。 |
| [14:34.77] | しかし、王子さまはまたこう答えていた。 |
| [14:40.43] | 「もちろん、砂の上に、 |
| [14:42.80] | 僕の足跡が始まっている所があるよ。 |
| [14:46.26] | そこで待っていてよ。 |
| [14:48.28] | 夜になったら行くからさ。」 |
| [14:52.14] | 壁から二十メートルまで近づいたが、 |
| [14:55.52] | まだ誰の姿も見えなかった。 |
| [15:00.05] | そして、沈黙の後、王子さまがこう言った。 |
| [15:06.37] | 「君の毒は強いの? |
| [15:08.99] | 長くは苦しまないんだね。」 |
| [15:13.09] | 立ち止まった。 |
| [15:15.52] | 心臓がドキドキしたが、 |
| [15:18.38] | まだ何のことか分からない。 |
| [15:21.83] | 「さあ、あっちへ行って。 |
| [15:25.04] | 僕はここから飛び降りたいの。」 |
| [15:28.12] | その時、壁の下の方に目をやって、 |
| [15:31.93] | 驚いて飛び上がった。 |
| [15:36.52] | 三十秒で人を殺せるあの黄色い蛇が一匹、 |
| [15:41.69] | 王子さまに向かって、 |
| [15:43.43] | 鎌首(かまくび)を持ち上げていたのだ。 |
| [15:47.77] | 拳銃を取り出そうとポケットを |
| [15:49.26] | 弄(まさぐ)りながら、 |
| [15:51.00] | 僕は駆け出した。 |
| [15:53.80] | その音を聞いて蛇は |
| [15:55.88] | 砂の上を流れるように滑らかに滑り、 |
| [15:59.34] | 微かな金属音を立てながら、 |
| [16:02.09] | 石の隙間に入り込んでいった。 |
| [16:06.88] | 急いで壁に駆け寄って、 |
| [16:08.69] | 僕の大事な王子さまを |
| [16:10.55] | かろ落ちで抱き留めた。 |
| [16:15.52] | 王子さまは雪のように白い顔をしていた。 |
| [16:20.94] | 「いったいどういうことなんだ? |
| [16:23.85] | 蛇と話していただろう?」 |
| [16:26.91] | 僕は王子さまが |
| [16:28.40] | いつも巻いているスカーフを解くと、 |
| [16:32.46] | こめかみ(太阳穴)の辺りを湿らせ、 |
| [16:34.67] | 少し水を飲ませてあげた。 |
| [16:38.89] | するとも、何も聞けなくなってしまった。 |
| [16:46.01] | 王子さまは真剣な面持ちで僕を見つめ、 |
| [16:50.41] | 僕の首に抱き付いてきた。 |
| [16:54.91] | 息絶えようとしている |
| [16:55.74] | 鳥のような胸の鼓動が直接伝わってきた。 |
| [17:02.62] | 「機械の修理が出来てよかったね。 |
| [17:05.76] | お家に帰れるね。」 |
| [17:09.10] | 「どうしてそれを知っているの?」 |
| [17:12.87] | 僕は絶望的だと思っていた機械の修理が |
| [17:16.77] | うまくいったことを知らせるつもりで |
| [17:18.53] | 戻ってきたのだ。 |
| [17:21.63] | 王子さまは僕の質問には答えず、 |
| [17:25.31] | ただこう言っただけだった。 |
| [17:29.14] | 「僕も今日、お家に帰るよ。 |
| [17:33.16] | でも、もっとずっと遠い。 |
| [17:37.46] | もっとずっと難しい。」 |
| [17:42.03] | 何かとんでもないことが起きよう |
| [17:43.82] | としていることに気づいた。 |
| [17:47.23] | 僕は王子さまを |
| [17:49.16] | 幼子(おさなご)を抱き締めるように |
| [17:50.98] | ぎゅっと抱いていた。 |
| [17:54.71] | しかし、引き止める術(すべ)もないままに、 |
| [17:58.84] | 王子さまが |
| [17:59.84] | 深い淵にまっ逆様に落ちていくような、 |
| [18:03.49] | そんな感じが消えなかった。 |
| [18:08.05] | 王子さまの直向(ひたむき)な眼差しは、 |
| [18:10.27] | ずっと遠くを見つめていた。 |
| [18:15.28] | 「僕には、君が書いてくれた羊がいるよ。 |
| [18:19.79] | 木箱(きばこ)も口輪もある。」 |
| [18:24.59] | 僕は長い間待った。 |
| [18:28.59] | 王子さまの小さな体が少しずつ温まってきた。 |
| [18:36.29] | 「怖かっただろう?」 |
| [18:39.11] | 怖かったに決まっている。 |
| [18:43.23] | しかし王子さまは |
| [18:44.96] | そっと微笑んで、こう言った。 |
| [18:50.81] | 「今夜はもっともっと怖いことになるだろうね。」 |
| [18:55.10] | 何か取り返しのつかないことが |
| [18:58.93] | 起こるという感覚に改めて襲われ、 |
| [19:02.78] | 身も凍るような思いがした。 |
| [19:07.32] | 王子さまの笑う声を |
| [19:08.41] | もう二度と聞けないと思うと、 |
| [19:11.12] | 耐えられなかった。 |
| [19:14.53] | 僕にとってそれは、 |
| [19:16.85] | 砂漠の泉のようなものだったのだ。 |
| [19:22.76] | 「ねえ、君が笑うのをもう一度聞きたいな。」 |
| [19:30.17] | しかし、王子さまはこう言った。 |
| [19:34.83] | 「今夜で、ちょうど一年になるんだ。 |
| [19:39.70] | 去年、僕が落ちてきた場所のちょうど真上に、 |
| [19:44.42] | 僕の星がくる。」 |
| [19:47.71] | 「ねえ、悪い夢なんじゃないの? |
| [19:51.14] | 蛇も待ち合わせも、星のことも。」 |
| [19:58.12] | しかし、王子さまは僕の質問には答えず、 |
| [20:02.80] | ただこう言うだけだった。 |
| [20:06.28] | 「大切なことは、目に見えない。」 |
| [20:11.20] | 「そうだね。」 |
| [20:13.48] | 「花と同じさ。 |
| [20:15.82] | どこかの星に咲いている花を愛していたら、 |
| [20:19.32] | 夜空を見上げるだけで、楽しくなる。 |
| [20:23.16] | 全ての星に花が咲いているよ。」 |
| [20:28.60] | 「そうだね。」 |
| [20:32.91] | 「水も同じさ。 |
| [20:35.44] | 君が僕に飲ませてくれた水は |
| [20:38.05] | 音楽のようだった。 |
| [20:40.63] | 滑車が歌って、綱が軋んで。 |
| [20:45.67] | 思い出すでしょ?とても美味しかった。」 |
| [20:50.95] | 「そうだね。」 |
| [20:53.89] | 「夜になったら、星を見て。 |
| [20:57.41] | 僕の星は小さすぎて、 |
| [21:00.30] | どこにあるのか分からないだろうけど、 |
| [21:03.95] | その方がいいんだ。 |
| [21:06.86] | 僕の星はたくさんの星のどれか一つ。 |
| [21:11.80] | だから君はどの星を眺めることも好きになる。 |
| [21:18.06] | 全ての星が君の友達になるんだ。 |
| [21:23.08] | そうだ、君に贈り物をあげるよ。」 |
| [21:28.44] | そして、王子さまは笑った。 |
| [21:33.83] | 「ああ、僕の王子さま、 |
| [21:37.87] | 君の笑い声、大好きだ!」 |
| [21:43.53] | 「これが僕の贈り物。水と同じだよ。」 |
| [21:49.18] | 「どういうこと?」 |
| [21:51.19] | 「星の意味が人によって違うでしょう? |
| [21:55.16] | 旅人には案内役だけど、 |
| [21:57.92] | そうじゃない人にはただの小さな光。 |
| [22:02.75] | 学者たちには研究対象。 |
| [22:05.44] | あの実業家には黄金だった。 |
| [22:09.10] | でも、どの星もみんな口を聞かない。 |
| [22:14.91] | 君だけが |
| [22:16.36] | 他の誰も持っていないような星を持つんだ。」 |
| [22:21.37] | 「どういうこと?」 |
| [22:24.39] | 「夜、君が星空を見上げたら、 |
| [22:27.81] | どれか一つに僕が住んでいる。 |
| [22:32.04] | どれか一つで僕が笑っている。 |
| [22:36.19] | だから君には、 |
| [22:37.96] | 全ての星が笑っているみたいに見えるんだ。 |
| [22:41.70] | 君は笑う星を持つんだよ。」 |
| [22:45.55] | そう言って、王子さまはまた笑った。 |
| [22:50.85] | 「悲しみが癒されたら |
| [22:54.22] | (悲しみはいつか癒されるよ)、 |
| [22:59.14] | 僕と知り合ったことが嬉しくなるよ。 |
| [23:04.58] | 君はずっと僕の友達だ。 |
| [23:08.71] | 君は僕と一緒に笑いたくなる。 |
| [23:12.70] | 時々気放し(きばなし)に窓を開けてよ。 |
| [23:16.55] | 空を見て笑っている君を見たら、 |
| [23:19.67] | みんなビックリするだろうね。 |
| [23:23.70] | 君はこう言うんだ。 |
| [23:26.92] | 『そうさ、星を見ると、 |
| [23:29.85] | いつも笑っちゃってね。』 |
| [23:33.38] | みんな君のことを |
| [23:35.09] | 頭が可笑しくなったと思うだろうね。 |
| [23:38.73] | 僕は君に |
| [23:39.74] | とんだ悪戯を仕掛けていることになるんだ。」 |
| [23:44.60] | そう言って、王子さまはまた笑った。 |
| [23:49.62] | 「まるで君に星の代わりに、 |
| [23:52.58] | たくさんの小さな鈴をあげるようなものだね。 |
| [23:56.43] | たくさんの笑う鈴をね。」 |
| [24:00.06] | そう言って、王子さまはまた笑った。 |
| [24:04.95] | それから、真剣な表情に戻った。 |
| [24:10.56] | 「今夜は、お願い。来ないでね。」 |
| [24:16.63] | 「僕は君から離れない。」 |
| [24:20.76] | 「苦しそうに見えるよ。 |
| [24:23.67] | とっと死んじゃうみたいに見えるかも。 |
| [24:27.51] | そういうものなんだ。 |
| [24:30.06] | 見に来ないで。見に来ることないよ。」 |
| [24:35.14] | 「僕は君から離れない。」 |
| [24:38.57] | 「でも、蛇のこともあるし。 |
| [24:42.48] | 君が噛まれちゃいけない。 |
| [24:45.03] | 蛇って意地悪だから。 |
| [24:47.32] | 面白半分に噛むかもしれないよ。」 |
| [24:52.02] | 「僕は君から離れない。」 |
| [24:57.60] | その時、王子さまは何かを思い出して、 |
| [25:01.56] | 安心した様子になった。 |
| [25:05.40] | 「そうか。蛇が二度目に噛む時は、 |
| [25:08.96] | 毒がないんだっけ?」 |
| [25:13.60] | その夜、 |
| [25:15.40] | 僕は王子さまがいなくなったことに |
| [25:17.65] | 気づかなかった。 |
| [25:20.61] | 音を立てずに出ていたのだ。 |
| [25:24.94] | ようやく追いついた時も、 |
| [25:27.68] | 心を決めたように、 |
| [25:29.53] | しっかりと足早(あしばや)に歩いていた。 |
| [25:33.80] | 僕を見ても、こう言っただけだ。 |
| [25:38.75] | 「ああ、来たんだ。」 |
| [25:42.33] | そして、王子さまは僕の手を握った。 |
| [25:47.82] | 王子さまはまだ心配していた。 |
| [25:52.04] | 「ダメだよ。辛い思いをするよ。 |
| [25:56.35] | 僕、死んだみたいに見えるかもしれないけど、 |
| [26:00.24] | 本当じゃないんだよ。」 |
| [26:03.39] | 僕は黙っていた。 |
| [26:06.42] | 「分かって。遠すぎて、 |
| [26:09.86] | この体は持っていけないんだ。重すぎるから。」 |
| [26:15.13] | 僕は黙っていた。 |
| [26:18.95] | 「古い抜け殻(ぬけがら)みたいなもんだよ。 |
| [26:22.20] | 抜け殻なんて、悲しくもないでしょう?」 |
| [26:26.21] | 僕は黙っていた。 |
| [26:31.25] | 王子さまはちょっと気落ちしたけど、 |
| [26:34.37] | 気を取り直して頑張った。 |
| [26:39.25] | 「分かってよ。素敵なことなんだよ。 |
| [26:44.24] | 僕も星空を見る。 |
| [26:46.44] | すると全ての星が錆びた滑車の井戸になる。 |
| [26:51.54] | 全ての星が僕に水を飲ませてくれるんだ。」 |
| [26:57.86] | 僕は黙っていた。 |
| [27:01.27] | 「きっと楽しいよ。君は五億の鈴を持って、 |
| [27:06.41] | 僕は五億の泉を…」 |
| [27:10.05] | そして、王子さまも黙った。 |
| [27:16.86] | 王子さまは泣いていた。 |
| [27:21.09] | 「ここだ。この先は、一人で行かせて。」 |
| [27:27.50] | しかし、王子さまは座り込んだ。 |
| [27:33.31] | 怖かったのだ。 |
| [27:36.01] | そして言った。 |
| [27:39.57] | 「ねえ、僕の花、僕は責任があるんだ。 |
| [27:46.81] | あの花はとっても弱いから。 |
| [27:49.99] | それに、とっても世間知らずだから。 |
| [27:55.45] | 世界から身を守るのに、 |
| [27:57.82] | 役立たずの四本の刺しか持っていないし。」 |
| [28:03.39] | 僕も座り込んだ。 |
| [28:06.78] | それ以上立っていられなかったのだ。 |
| [28:10.29] | 「さあ、もう、いいね。」 |
| [28:16.22] | 王子さまは、 |
| [28:17.88] | 少しだけ躊躇ってから立ち上がった。 |
| [28:23.02] | 一歩踏み出した。 |
| [28:26.61] | しかし、僕は動けなかった。 |
| [28:33.70] | 王子さまの足首の辺りに、 |
| [28:36.45] | 一筋の黄色い光が煌いた。 |
| [28:42.27] | 一瞬、王子さまはそのまま動きを止めた。 |
| [28:47.93] | 声も上げなかった。 |
| [28:53.10] | やがて、木が倒れるように静かに倒れた。 |
| [29:00.81] | 砂のせいで、音もしなかった。 |
| [00:00.00] | 那是发生在因飞机故障而在沙漠迫降 |
| [00:04.98] | 第八天的事。 |
| [00:09.30] | 我一边喝着最后一滴储备水, |
| [00:13.81] | 一边听着小王子的故事。 |
| [00:18.65] | [啊,你的回忆故事非常愉快啊, |
| [00:24.37] | 可是,飞机的修理工作还没有结束, |
| [00:29.48]水也见底了。] | |
| [00:32.96][要我的朋友狐狸来说呢…] | |
| [00:35.85][现在哪里还是说狐狸的时候啊。] | |
| [00:38.90][为什么?] | |
| [00:40.62][因为我就快渴死了。] | |
| [00:46.14] | [即使已经快要死了, |
| [00:47.77] | 可是有过朋友也是件好事呢。 |
| [00:51.48] | 我也觉得觉得能拥有狐狸这个朋友 |
| [00:54.64]真的是很幸运。] | |
| [00:58.28] | 这个孩子并不明白现在迫近我们的 |
| [01:02.10] | 是何等的危险。 |
| [01:05.14] | 他应该感觉不到饥饿和干渴吧。 |
| [01:09.44] | 只需要少量的阳光就已经足够了。 |
| [01:14.51] | 可是,小王子 |
| [01:16.34] | 像是可以听到我的想法一样, |
| [01:21.01][我的喉咙也好干啊。一起去找水井吧。] | |
| [01:26.04] | 我 |
| [01:27.30] | 摆出一副“败给他”的姿势。 |
| [01:31.04] | 在这么广大的沙漠里 |
| [01:33.11] | 盲目地寻找水井,实在太荒唐了。 |
| [01:37.74] | 即便如此我们还是出发了。 |
| [01:43.94] | 就这样一言不发地走了几个小时 |
| [01:47.23] | 入夜,开始看得到星星了。 |
| [01:51.40] | 不知道是不是干渴的关系,我稍微有些发烧, |
| [01:55.30] | 所以精神恍惚地眺望着星星。 |
| [01:59.61] | 我的记忆中的 |
| [02:01.92] | 小王子的话跳了出来。 |
| [02:06.58][那么,你也口渴吗?] | |
| [02:12.26] | 可是,小王子没有回答提问, |
| [02:16.41] | 仅仅这样说道。 |
| [02:19.66][水对于心灵也是有益处的呢。] | |
| [02:25.63] | 我不是十分清楚这句话的意思, |
| [02:28.25] | 便沉默了。 |
| [02:31.26] | 因为我明白即使问小王子这个那个, |
| [02:33.83] | 他也不会回答。 |
| [02:38.69] | 小王子因为疲惫而坐下不走了。 |
| [02:43.39] | 我也在他的身边坐下。 |
| [02:47.70][星星很漂亮呢,因为有一朵看不见的花。] | |
| [02:52.37][是啊。] | |
| [02:54.48][沙漠也很漂亮。] | |
| [02:58.89] | 这是真的。 |
| [03:02.13] | 我一直喜欢沙漠。 |
| [03:06.85] | 坐在砂丘上, |
| [03:09.41] | 一望无际,万籁无声。 |
| [03:14.69] | 但是,却有些什么在静寂中 |
| [03:17.20] | 发着光、唱着歌。 |
| [03:23.65] | [沙漠之所以美丽, |
| [03:25.65]是因为在某个地方藏着口水井哦。] | |
| [03:31.52] | 我 |
| [03:32.94] | 突然明白了沙漠里不可思议的光芒的秘密。 |
| [03:36.53] | 十分吃惊。 |
| [03:40.55] | 小时候,在我住的老房子里, |
| [03:44.61] | 有着其中某处埋藏了宝物 |
| [03:47.04] | 这样的传言。 |
| [03:50.55] | 当然,谁也没有发现宝物, |
| [03:55.56] | 而且说不定, |
| [03:56.85] | 也许连想也没想过要去找。 |
| [04:01.30] | 可是,这个秘密 |
| [04:03.78] | 却令一整座房子都披上了魔法的外衣。 |
| [04:08.12] | 因为我的家 |
| [04:09.52] | 在其深处 |
| [04:12.04] | 隐藏了一个秘密。 |
| [04:16.81] | [是啊! |
| [04:18.77] | 令家、星星和沙漠变得美丽的东西 |
| [04:22.25]是眼睛所看不见的。] | |
| [04:25.38][我好高兴啊,你和我的狐狸是一样的想法。] | |
| [04:33.60] | 我用双手抱着沉睡的小王子, |
| [04:37.00] | 出发了。 |
| [04:40.44] | 怀着激动不已的心情, |
| [04:43.41] | 就像是搬运着易碎的宝物一样。 |
| [04:48.60] | 我甚至想,在地球上, |
| [04:50.71] | 没有比这更容易破碎的东西了. |
| [04:57.75] | 我在月光中, |
| [05:00.37] | 凝望着小王子。 |
| [05:05.72] | 洁白的额头, |
| [05:07.73] | 紧闭的双眼,随风拂动的头发。 |
| [05:13.91] | 我这样想道。 |
| [05:17.58] | (现在所看到的仅仅只是外表。 |
| [05:21.67] | 最重要的东西,眼睛看不见。) |
| [05:28.08] | 我仿佛看见小王子张着口, |
| [05:31.31] | 微微地笑着。 |
| [05:36.49] | 看着沉静中的小王子, |
| [05:39.32] | 竟然会如此激动不已, |
| [05:43.00] | 因为这孩子如此真诚地 |
| [05:45.88] | 始终想着同一朵花。 |
| [05:50.75] | 即使在小王子沉睡着的时候, |
| [05:52.45] | 这朵花也像灯火一样在照耀着他的心灵。 |
| [05:55.43] | 玫瑰的音容。 |
| [06:00.14] | 这样想着, |
| [06:01.74] | 就开始觉得小王子 |
| [06:02.27] | 比原来更容易破碎了。 |
| [06:06.20] | 必须要守护灯焰, |
| [06:09.78] | 因为一阵风就会把它吹灭。 |
| [06:16.66] | 我就这样守护着小王子继续走着。 |
| [06:19.48] | 黎明时我发现了水井。 |
| [06:27.36] | 我们发现的水井 |
| [06:29.60] | 不同于撒哈拉中普通的水井。 |
| [06:33.86] | 说起撒哈拉的水井, |
| [06:35.70] | 也不过就是仅仅在沙漠里挖出来的一个坑。 |
| [06:39.67] | 可是,这口井 |
| [06:41.25] | 宛如村庄里的水井。 |
| [06:45.39] | 真不可思议呢,一切都是现成的。 |
| [06:49.39] | 滑轮、桶、绳索。 |
| [06:54.22] | 小王子笑着抓住绳索, |
| [06:56.82] | 滑轮就活动了起来, |
| [07:00.73] | 滑轮就像是许久才经受风吹的 |
| [07:03.83] | 陈旧风向仪一样 |
| [07:05.60] | 吱吱作响。 |
| [07:10.42] | [听到了吗?因为我们唤醒了它, |
| [07:14.06]所以水井正在唱歌哦。] | |
| [07:17.55] | 我不想让小王子费劲, |
| [07:20.69] | 所以这样说道。 |
| [07:23.82][让我来吧,这对你来说太重了。 ] | |
| [07:29.12] | 我轻松地将桶提到水井的边缘, |
| [07:32.43] | 非常小心地将其放下,滑轮的歌声仍在继续, |
| [07:39.25] | 反射在荡漾的水面上 |
| [07:41.55] | 阳光闪耀着。 |
| [07:46.36] | [我想要喝那个水。 |
| [07:49.47]来,给我喝点。] | |
| [07:54.22][对了,你就是在找它吧。] | |
| [08:01.23] | 我把水桶贴近小王子的嘴唇, |
| [08:07.36] | 小王子闭着眼睛喝了。 |
| [08:12.42] | 心中满溢着享用着祝福的盛宴般 |
| [08:14.68] | 甜美的喜悦。 |
| [08:19.06] | 这水并不仅仅是为了活命的、 |
| [08:22.97] | 单纯的水。 |
| [08:26.85] | 那是披星戴月走了许久、 |
| [08:31.26] | 从滑轮的歌声里、经过我双手的努力 |
| [08:35.42] | 而得来的东西。 |
| [08:38.67] | 所以,它就宛如礼物般 |
| [08:42.18] | 给心灵带来的喜悦。 |
| [08:49.48] | 就如同孩提时代,圣诞树的光芒、 |
| [08:52.97] | 深夜里弥撒的音乐 |
| [08:55.67] | 以及大家温柔的笑颜, |
| [08:59.44] | 这一切令我收到的礼物 |
| [09:02.85] | 显得更为耀眼。 |
| [09:08.40] | [这颗星球上的人们 |
| [09:09.89] | 都可以在一个庭园里 |
| [09:11.70] | 种植五千株玫瑰, |
| [09:14.43]却发现不了自己正在寻找的东西。] | |
| [09:18.62][他们是找不到的。] | |
| [09:20.88] | [可是,大家正在找寻的东西, |
| [09:23.83]明明在一株平凡的玫瑰[是啊。] | |
| [09:26.30] | 和微量的水里 |
| [09:28.31]就可以找到。] | |
| [09:31.12][是啊。] | |
| [09:33.30] | [可是,用眼睛是看不到的, |
| [09:37.01]必须用心去寻找。] | |
| [09:42.05] | 我喝下了水,呼吸变得顺畅了。 |
| [09:49.17] | 迎来了拂晓, |
| [09:51.46] | 沙漠被晨曦染成了蜂蜜色, |
| [09:56.65] | 那色泽给我一种心满意足的感受。 |
| [10:03.45] | 然而,为什么,我会觉得悲伤呢。 |
| [10:10.16][要遵守约定哦。] | |
| [10:13.44][什么约定啊?] | |
| [10:15.51] | [喂,羊的辔啊。 |
| [10:19.19]因为我对那朵花负有责任啊。] | |
| [10:24.40] | 我从口袋里 |
| [10:25.86] | 扯出各式各样画的草稿。 |
| [10:30.28] | 小王子凑近了仔细看着边笑道。 |
| [10:35.79] | [你画的猴面包树 |
| [10:37.42] | 有些像卷心菜呢。 |
| [10:39.90] | 而且那只狐狸耳朵总觉得像角一样, |
| [10:45.20]太长啦。] | |
| [10:47.44] | [真过分啊! |
| [10:49.16]因为我只会画开着肚皮和闭着肚皮的蟒蛇啊。] | |
| [10:53.90][那样就够了啊。因为孩子们是明白的。] | |
| [10:59.13] | 于是我用铅笔给他画了个辔。 |
| [11:05.26] | 交到小王子手中时, |
| [11:07.81] | 我有种胸口被用力地勒紧的感觉。 |
| [11:13.77] | [你是要打算做些什么吧, |
| [11:18.56]而我什么都不知道…… ] | |
| [11:22.21] | [一年前,我落到地球, |
| [11:27.15]明天就是那一天的记念曰哦。] | |
| [11:32.55] | 短暂的沉默后,小王子继续说道。 |
| [11:38.74][我落下来的地方呢,离这里很近。] | |
| [11:44.36] | 他这么说着涨红了脸。 |
| [11:49.48] | 那一刻 |
| [11:51.15] | 没缘由地, |
| [11:53.55] | 一种奇怪的悲伤袭上我的心头。 |
| [11:59.50] | [那时不是偶然呢, |
| [12:02.20] | 八天前的早晨,我和你的相遇。 |
| [12:06.79] | 离人居住的场所有上千英里的地方, |
| [12:09.96] | 你独自一人走着, |
| [12:13.93]是因为正在返回坠落的地点啊。] | |
| [12:19.48] | 小王子又涨红了脸。 |
| [12:25.39] | 我一边犹豫,一边补充。 |
| [12:30.73][难道说,是因为记念曰的缘故。] | |
| [12:37.00] | 小王子的脸涨得更红了。 |
| [12:42.43] | 虽然并没有回答我的疑问, |
| [12:45.04] | 可是涨红了脸 |
| [12:47.03] | 不就是和说“是的” |
| [12:48.95] | 是一样的嘛。 |
| [12:53.20] | 我对小王子说道。 |
| [12:57.77][啊~不知道为什么我好担心啊。] | |
| [13:02.70] | [你现在 |
| [13:04.34] | 有必须得做的事不是吗。 |
| [13:07.64] | 必须回到机体的地方去。 |
| [13:10.63] | 我在这里等你啊。 |
| [13:13.57]明天夜里,要回来哦。] | |
| [13:18.74] | 可是,我的不安没能消除。 |
| [13:25.51] | 我想起了狐狸的事情。 |
| [13:29.96] | 如果被人驯服了, |
| [13:32.46] | 就可能会要落泪的。 |
| [13:41.90] | 在水井的附近有段残缺的古老石壁。 |
| [13:47.65] | 第二曰的黄昏, |
| [13:49.77] | 我由修飞机的地方回来, |
| [13:52.85] | 从很远就看见小王子坐在那石壁上, |
| [13:56.94] | 摆动着双脚, |
| [14:01.40] | 可以听到小王子似乎在说些什么。 |
| [14:05.42][不记得了吗?绝对不是这里哦。] | |
| [14:10.44] | 无疑另一个声音说了些什么, |
| [14:14.24] | 小王子争辩道。 |
| [14:17.50] | [是啊,曰期吻合啊, |
| [14:20.45]可是,地点不是在这里。] | |
| [14:24.12] | 我向着墙壁走去, |
| [14:29.03] | 仍然是没看能看到别人的身影, |
| [14:31.80] | 也听不到声音。 |
| [14:34.77] | 可是,小王子仍然这样回答着。 |
| [14:40.43] | [当然。你会从沙子上 |
| [14:42.80] | 看到我的脚印是从哪里开始的。 |
| [14:46.26] | 到那里去等我吧。 |
| [14:48.28]到了夜里我就去。] | |
| [14:52.14] | 虽然我已经走到离墙壁20米了, |
| [14:55.52] | 可是仍然没有看到任何人的身影。 |
| [15:00.05] | 然后,一阵沉默后,小王子这样说道。 |
| [15:06.37] | [你的毒厉害吗? |
| [15:08.99]不会感到很久的痛苦吧。] | |
| [15:13.09] | 我站住了脚步, |
| [15:15.52] | 心脏快速地跳动着。 |
| [15:18.38] | 虽然不知道发生了什么。 |
| [15:21.83] | [喂,到那边去, |
| [15:25.04]我想要从这里跳下来。] | |
| [15:28.12] | 那个时候,我将视线投向墙壁的下方, |
| [15:31.93] | 吃惊地跳了起来。 |
| [15:36.52] | 那是一条能在30秒内杀人的黄色的蛇, |
| [15:41.69] | 它正向小王子 |
| [15:43.43] | 抬着那镰刀形的脖子。 |
| [15:47.77] | 我一边摆弄着口袋 |
| [15:49.26] | 打算取出手枪, |
| [15:51.00] | 一边跑了出去。 |
| [15:53.80] | 蛇听到了我的脚步声 |
| [15:55.88] | 就像在砂中游动一样平滑地移动着, |
| [15:59.34] | 发着微弱的金属音, |
| [16:02.09] | 进入了石缝中。 |
| [16:06.88] | 我赶紧跑近墙壁, |
| [16:08.69] | 正好将我最重要的小王子 |
| [16:10.55] | 紧紧抱住。 |
| [16:15.52] | 小王子的脸像雪一样白。 |
| [16:20.94] | [这到底是怎么回事? |
| [16:23.85]你在和蛇说话对吧?] | |
| [16:26.91] | 我解下小王子 |
| [16:28.40] | 总是围着的黄色领巾, |
| [16:32.46] | 用水湿了湿他的太阳穴, |
| [16:34.67] | 给他喝了点水。 |
| [16:38.89] | 可是,他仍然什么也没有说。 |
| [16:46.01] | 小王子一脸严肃的神色凝视着我, |
| [16:50.41] | 并抱紧我的脖子。 |
| [16:54.91] | 我能感受到那像是快要断气的 |
| [16:55.74] | 小鸟一样的心脏跳动。 |
| [17:02.62] | [能够完成机械的修理太好了。 |
| [17:05.76]你能回家了呢。] | |
| [17:09.10][你怎么知道?] | |
| [17:12.87] | 我是打算告诉他,在绝望的情况下, |
| [17:16.77] | 我已经顺利完成了机械的修理工作, |
| [17:18.53] | 所以才回来的。 |
| [17:21.63] | 小王子依然不回答我的问题, |
| [17:25.31] | 只是这样说道。 |
| [17:29.14] | [我也今天回家哦。 |
| [17:33.16] | 可是,我回家要远得多, |
| [17:37.46]难得多。] | |
| [17:42.03] | 我注意到 |
| [17:43.82] | 有什么意外将要发生了。 |
| [17:47.23] | 我把小王子 |
| [17:49.16] | 像是搂紧孩子那样 |
| [17:50.98] | 紧紧地抱住。 |
| [17:54.71] | 可是,仿佛无法将他拉回一样 |
| [17:58.84] | 小王子 |
| [17:59.84] | 径直朝着无底深渊坠下去, |
| [18:03.49] | 这样的感觉无法消失。 |
| [18:08.05] | 小王子专注地凝视着 |
| [18:10.27] | 遥远的地方。 |
| [18:15.28] | [我有你给我画的羊啊。 |
| [18:19.79]还有木箱和辔。] | |
| [18:24.59] | 我等了很久, |
| [18:28.59] | 小王子的小小的身躯开始渐渐地温暖了。 |
| [18:36.29][你是害怕的吧……] | |
| [18:39.11] | 他肯定是害怕的。 |
| [18:43.23] | 可是, |
| [18:44.96] | 小王子微微地笑着这么说道。 |
| [18:50.81][今晚应该会更令人害怕吧。] | |
| [18:55.10] | 那种将要发生某种无法挽回的事情的感觉 |
| [18:58.93] | 再度袭上我的心头, |
| [19:02.78] | 我的心一下子凉了。 |
| [19:07.32] | 一想到再也听不到 |
| [19:08.41] | 小王子的笑声, |
| [19:11.12] | 我就无法忍受。 |
| [19:14.53] | 那笑声对我而言 |
| [19:16.85] | 就如同沙漠的泉水。 |
| [19:22.76][呐,我想要再听一次你笑。] | |
| [19:30.17] | 可是,小王子这么说道。 |
| [19:34.83] | [今夜刚好满一年。 |
| [19:39.70] | 去年,刚好在我所落坠下来的地方的上空, |
| [19:44.42]我的星球来了。] | |
| [19:47.71] | [哎,是不是噩梦啊? |
| [19:51.14]和蛇汇合的事,还有星星的事。] | |
| [19:58.12] | 可是,小王子没有回答我的问题, |
| [20:02.80] | 只不过这样说道。 |
| [20:06.28][重要的事情是眼睛看不见的。] | |
| [20:11.20][是啊。] | |
| [20:13.48] | [和花一样。 |
| [20:15.82] | 假如喜欢盛开在某一个星球的花, |
| [20:19.32] | 那么仅仅是仰望天空,心情也会愉悦。 |
| [20:23.16]所有的星球上都好像开着花呢。] | |
| [20:28.60][是啊。] | |
| [20:32.91] | [水也是一样。 |
| [20:35.44] | 你喂我喝的水 |
| [20:38.05] | 就像音乐一样。 |
| [20:40.63] | 滑轮唱歌、绳索嘎吱嘎吱作响。 |
| [20:45.67]你想起来了吧。非常好喝。 ] | |
| [20:50.95][是……啊。] | |
| [20:53.89] | [到了夜里,看星星。 |
| [20:57.41] | 虽然我的星星太小了, |
| [21:00.30] | 你大概不知道它在哪里, |
| [21:03.95] | 可是那样就够了。 |
| [21:06.86] | 我的星球是许多星星里的一颗, |
| [21:11.80] | 所以你会喜欢眺望所有的星星。 |
| [21:18.06] | 所有的星星都成了你的朋友。 |
| [21:23.08]对了,送你一件礼物哦。] | |
| [21:28.44] | 然后,小王子笑了。 |
| [21:33.83] | 啊,我的小王子, |
| [21:37.87] | 你的笑声,我最喜欢了! |
| [21:43.53][这就是我的礼物,和水是一样的哦。] | |
| [21:49.18][什么意思? ] | |
| [21:51.19] | [星星的价值因人而异不是吗。 |
| [21:55.16] | 虽然对旅人们来说是担任向导的角色, |
| [21:57.92] | 可是对其它人来说,只是微弱的光。 |
| [22:02.75] | 对学者们来说是研究的对象。 |
| [22:05.44] | 对那个实业家来说是黄金。 |
| [22:09.10] | 可是,无论哪颗星星都不会开口。 |
| [22:14.91] | 只有你 |
| [22:16.36]拥有别人谁也没有的星星。] | |
| [22:21.37][什么意思?] | |
| [22:24.39] | [夜里,假如你仰望星空, |
| [22:27.81] | 我就住在其中一颗上。 |
| [22:32.04] | 我就在其中一颗上笑着。 |
| [22:36.19] | 所以你看上去, |
| [22:37.96] | 所有的星星似乎都在笑。 |
| [22:41.70] | 你拥有的是会笑的星星啊。 |
| [22:45.55] | 这样说着,小王子又笑了。 |
| [22:50.85] | 悲伤总有一天会平复的。 |
| [22:54.22] | (悲伤总有一天会平复的。) |
| [22:59.14] | 和我相识的事情会成为愉快的事的。 |
| [23:04.58] | 你永远是我的朋友。 |
| [23:08.71] | 你会想和我一起欢笑。 |
| [23:12.70] | 你会为了想要快乐而经常打开窗解闷。 |
| [23:16.55] | 假如看到望着天空微笑的你, |
| [23:19.67] | 大家应该都会吃惊吧。 |
| [23:23.70] | 你会这么说 |
| [23:26.92] | “是啊,看着星星, |
| [23:29.85] | 我总会笑起来。” |
| [23:33.38] | 别人应该会觉得 |
| [23:35.09] | 你大概是脑子有问题 |
| [23:38.73] | 这就是我跟你 |
| [23:39.74]开的一个出人意外的玩笑。 ] | |
| [23:44.60] | 这样说着,小王子又笑了。 |
| [23:49.62] | [就就好像你没有看到星星, |
| [23:52.58] | 而是看到了许多像小铃铛一样的东西, |
| [23:56.43]许多会笑的铃铛呢。] | |
| [24:00.06] | 那么说着,小王子又笑了。 |
| [24:04.95] | 然后,回复了严肃的表情。 |
| [24:10.56][拜托你今晚,不要来哦。] | |
| [24:16.63][我不会离开你的。] | |
| [24:20.76] | [我会看上去好像很痛苦的样子啊。 |
| [24:23.67] | 就是那种, |
| [24:27.51] | 也许看上去像是死掉了一次似的。 |
| [24:30.06]不要来看,用不着来看啊。] | |
| [24:35.14][我不会离开你的。] | |
| [24:38.57] | [可是,因为蛇也在, |
| [24:42.48] | 不能让它咬你啊。 |
| [24:45.03] | 因为蛇喜欢刁难人呀。 |
| [24:47.32]也可能因为觉得有趣而咬你啊。] | |
| [24:52.02][我不会离开你的。] | |
| [24:57.60] | 那个时候,小王子因为想起了什么, |
| [25:01.56] | 露出一副安心的样子。 |
| [25:05.40] | [对了,我记得,蛇咬第二口的时候 |
| [25:08.96]是没有毒的吧?] | |
| [25:13.60] | 那天夜里, |
| [25:15.40] | 我没有注意到 |
| [25:17.65] | 小王子消失了, |
| [25:20.61] | 他没有出声地离开了。 |
| [25:24.94] | 我好不容易追上他时, |
| [25:27.68] | 他也是像是下定了决心似的 |
| [25:29.53] | 坚定地快步走着。 |
| [25:33.80] | 即使见到了我,也只是这样说道。 |
| [25:38.75][啊,你来啦。] | |
| [25:42.33] | 然后,小王子握住了我的手。 |
| [25:47.82] | 小王子仍然在担心着。 |
| [25:52.04] | [不可以哦。会让你留下痛苦的回忆的。 |
| [25:56.35] | 虽然我也许看上去像是死了一样, |
| [26:00.24]可是事实不是这样的。] | |
| [26:03.39] | 我沉默着。 |
| [26:06.42] | [你要明白,那太遥远了, |
| [26:09.86]我不能够带着这副身体去。因为它太重了。] | |
| [26:15.13] | 我沉默着。 |
| [26:18.95] | [就像是蜕皮一样啊。 |
| [26:22.20]蜕下的躯壳,没有什么可悲的不是吗。] | |
| [26:26.21] | 我依然沉默着。 |
| [26:31.25] | 小王子虽然稍微有些气馁, |
| [26:34.37] | 可是重新振作起来努力着。 |
| [26:39.25] | [你要明白,这是极好的事哦。 |
| [26:44.24] | 我也看星空。 |
| [26:46.44] | 然后所有的星星都会变成有着生锈滑轮的水井, |
| [26:51.54]所有的星星都会倒水给我喝。] | |
| [26:57.86] | 我沉默着。 |
| [27:01.27] | [这一定很有趣,你拥有五亿只铃铛, |
| [27:06.41]我拥有五亿口泉水……] | |
| [27:10.05] | 然后,小王子也沉默了。 |
| [27:16.86] | 小王子哭了。 |
| [27:21.09][就是这儿了,之后的路让我一个人走吧。] | |
| [27:27.50] | 可是,小王子坐下不走了。 |
| [27:33.31] | 他觉得害怕。 |
| [27:36.01] | 然后说道。 |
| [27:39.57] | [呐,我对我的花负有责任。 |
| [27:46.81] | 因为那朵花非常的柔弱。 |
| [27:49.99] | 而且特别地不谙世故, |
| [27:55.45] | 为在世上保护自己, |
| [27:57.82]只拥有四根起不了作用的刺。] | |
| [28:03.39] | 我也坐下不动了, |
| [28:06.78] | 是因为再也站不住了。 |
| [28:10.29][哎,可以了吧。] | |
| [28:16.22] | 小王子 |
| [28:17.88] | 仅仅犹豫了一下之后就站了起来, |
| [28:23.02] | 迈出了一路。 |
| [28:26.61] | 可是,我却无法动弹。 |
| [28:33.70] | 在小王子脚脖子附近 |
| [28:36.45] | 一条黄色的光芒闪了一下。 |
| [28:42.27] | 一瞬间,小王子就那样停止了活动。 |
| [28:47.93] | 连惊叫声都没有。 |
| [28:53.10] | 不久,像树一样安静地倒下了。 |
| [29:00.81] | 因为沙的缘故,连声音也没有发出。 |