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あの日 |
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二人は一枚の書類にサインした |
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そして 互いの背中を見ることもなく 無言ではかれた |
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六年と四か月、長かったのか短かったのか |
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僕の一目ぼれから始まった恋は |
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意外のほどスムーズに実り |
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一年後 二人は結婚した |
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幸せな日々の中、赤い糸で本当にあったのネットを |
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しみじみ彼女が言った |
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「そう それも切っても切れない鋼鉄製」 |
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僕たちは二人でワンピースなんだよね心からそう感じでいた |
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僕は彼女のためにもっと仕事を頑張ろうと思った |
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彼女はそんな僕のため快適な住処を作ってくれた |
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このプロジェクトが無事に終わったら |
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どこがゆっくり旅行しよう |
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結局その後も仕事に忙殺されて |
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旅行には行けず |
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それどころか、休日出勤まで余儀なくされた |
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いつの間にか僕の心がささくれ立ってきた |
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只管僕を待つ彼女を |
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なぜか疎ましく思うようになった |
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あの時 十分に分かっていらはずだ |
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二人の会話がぎくしゃくする理由も,もっと彼女と向かい合っていたら |
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仕事のために仕事をすることの不毛さ |
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いらだちを彼女にぶつけられす |
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すべて一人で抱え込み、一人で不機嫌になっていた |
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やがて、まるでバベルの塔のように |
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互いの言葉が届かなくなった |
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裏切り |
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彼女を裏切ったのは僕だった |
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そして、深みにはまた僕は理性をなくした |
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「別れましょう、あなたは憎みたくないから」 |
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まっすぐ僕の目を見る彼女は凛として美しいと思った |
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僕には一言しか言えなった |
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「ごめん」 |
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あれから、いくつかの年月がたんた |
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僕は一人になり 心から感じでいる |
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今の僕を形成するものの中に、かなりのありあいで |
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彼女が存在していること、悲しみや喜びを一緒に味わった分だけ |
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彼女いろの考えや感じ方が僕の中にあること |
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そして、いろんな出来事を超えてもなお |
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今も友たちとして近くにいてくる彼女に |
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今日デートをもし込んだ |
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彼女とゆっくり誠実に向き合っていきたいてと思う |
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鋼鉄製の赤い糸が |
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もし 今でもきれいていなかったら 僕は |