[00:01.01] |
好きって気持ちで全部満たして |
[00:01.34] |
保健室に彼女を運んで、ベットに寝かせた。保険医は少し寝てれば目が覚めるからと言って、職員室に戻って行った。 |
[00:13.13] |
「はあ~まったく、人騒がせな奴。熱があるなら早く言えよ。」 |
[00:26.21] |
俺は彼女の手を強く握った。 |
[00:32.26] |
「な~聞いてほしいことがあるんだ。お前が思い出さないなら、言うつもりはなかった。でも、やっぱり言いたい。 |
[00:46.75] |
俺の初恋はお前なんだ。顔も曖昧にしか覚えてなかったし、本当にお前かって、何度も疑った。でもな、お前と一緒にいて、いろいろなお前を知て行くたびに、確信したんだ。 |
[01:09.09] |
俺の運命の赤い糸は……お前と繋がっている。俺は、お前の笑い顔とか、怒った顔とか、拗ねてる顔も……全部……全部が好きなんだ。お前じゃなきゃだめなんだ。 |
[01:30.60] |
好きで好きでどうしようもないんだ。早くお前の目を見て、ちゃんと伝えたい。お前が好きだって、もう絶対迷わない。お前の心の中を、俺の好きって気持ちで全部満たしてやりたい。 |
[02:00.87] |
---君に恋い いたもすべなみ 奈良山の 小松が下に 立ち嘆くかも--- |
[02:10.45] |
貴方が恋しくて仕方がないので、今貴方を思いながら、隠れて泣いている。 |
[02:20.27] |
風の音が聞こえる。俺は、返事のない彼女の手を握りながら、窓を叩く、風の音だけを聞いていた。 |